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※本ページおける奮闘記は、国交省版、各県版に対応しています。

​東京都版、福岡県版をご使用の方は、株式会社 湊屋総研

(096-363-1065)にお問い合わせください。

「工事成績ダントツ化ナビ(東京都版・福岡県版)」にて、

ご説明させていただきます。

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わが社は、いかにして、

毎年、優良工事表彰企業になりえたか。

1. ご挨拶
 

有限会社 サン山崎巧業の山崎真一と申します。当社は土木工事を行っております。完工高は 3 億円弱。現場代理人は私一人です。この小さな会社が、毎年、優良工事表彰を受賞できるようになりました。

私は会社を大きくしようとは考えてきませんでした。目の届く規模の会社を運営し、お客様(発注者)や地域に貢献できる経営を行ってゆきたいと考えてきました。いうならば、これが当社の経営理念です。

以下は、規模の小さな、現場代理人がたった一人の会社が、どのようにして、「優良工事表彰」を、毎年、獲得できるようになったのかについて、私の経験を述べたものです。つたない経験ではございますが、参考になれば幸いです。

2. 奮闘記

(1) ダントツ化ナビ導入以前の状況
全国的にみると、相当数の建設業者様が、工事成績90点台を獲得しておられ.るようです。「工事成績ダントツ化ナビ」をお使いの会社様では、94点、94点、92点と、3 現場で90点台を獲得しておられるところもあります。

当社(有限会社サン山崎巧業)は、そのような華々しい実績はありませんが、優良工事表彰を、毎年、連続受賞するという地道な経営を続けてまいりました。

しかし、最初から、優良工事表彰を受賞できていたわけではありません。工事成績の低迷は、長い間、悩みの種でした。忸怩たる思いで工事成績通知書を眺めてきました。しかし、いくら反省を重ねても、工事成績アップのヒントは皆目つかめませんでした。

そんななか、ネットサーフィンで「工事成績ダントツ化ナビ」を知りました。そして、その開発者である㈱湊屋総研様に電話し、いままで感じてきた疑問をぶつけると、あらゆる問題点が嘘のように氷解していきました。


そのとき、「工事成績評定表」の各項目の意味を完全に誤解していたことに気づいたのです。私のように誤解しておられる会社は多いはずです。逆に言えば、誤解していたから、工事成績がアップしなかったのです。

(2) ダントツ化ナビ導入


①ダントツ化ナビのインスール
そのことに気づきましたので、令和元年 5 月 1 日に「工事成績ダントツ化ナビ」を導入いたしました。


導入は、㈱湊屋総研の吉住社長にお越しいただき、「ダントツ化ナビ」を、会社のパソコンにインストールし、使い方を教えていただきました。

 

使い方といっても、「ダントツ化ナビ」はExcelで作られており、マニュアルはWord、pdfで作られています。「クリック」するだけで操作できますので、パソコンが苦手な人でも、すぐに使えます。

②驚くほど簡単に優良工事表彰を受賞
そして、「ダントツ化ナビ」に従って、施工計画書を作成し、現場施工を行い、段階確認や竣工検査を受けました。


すると、同年10月に優良工事表彰を受賞したのです。「ダントツ化ナビ」導入から、わずか 5 か月でした。


その後も、令和元年から令和 6 年まで、令和 3 年を除いて、毎年、連続して優良工事表彰を受賞することが出来ました。


令和 3 年は、週休 2 日にすることが出来なかったため、あちこちで減点をいただきました。そのため、優良工事表彰に届きませんでした。


「ダントツ化ナビ」を導入して初めて、いままでの施工が「発注者が求めるものとは違っていた」ことが痛いほどわかりました。上述したように、週休 1 日ではダメなのです。発注者は週休 2 日を求めていたのです。

この稿を、お読みになっている皆様は、「そんなことは、当たり前ではないか」「そんなことも知らなかったのか」と仰ると思います。

 

その通りです。そんなことも知らなかったのです。知らなくとも、「ダントツ化ナビ」に従う限りは優良工事表彰を受賞できていました。平成 3 年は「ダントツ化ナビ」を無視して週休 1 日にしたために優良工事表彰がいただけませんでした。

(3) ダントツ化ナビの活用


①ダントツ化ナビを導入して実施したこと
「ダントツ化ナビ」は「工事成績評定表」の各評定項目についてのマニュアルですので、最初の項目から 1 項目ずつ読んで、自分が作成した施工計画書を「ダントツ化ナビ」と比較し、施工計画書が「ダントツ化ナビ」と違っている個所を、「ダントツ化ナビ」に記載してあるように、施工計画書を修正していきました。

最初に、施工計画書の提出時期が書いてありました。私は「施工計画書は、着工前に提出する」思っていました。

 

ところが、「工事成績評定表」では「施工計画書を工事着手前に提出」となっています。「着工前」とはなっていません。つまり、最初から、発注者の意図とは異なることをやっていたのです。

施工計画書を「工事着手前」に提出するためには、「工事着手」とは何かを知っていなければなりません。


では、工事着手とは何でしょうか。4 つあります。その 4 つの事項を実施すると工事着手になりますので、それを実行する前に施工計画書を提出しなければなりません。

 

「ダントツ化ナビ」のマニュアルには、4 つの事項が記してあります。したがって、そのとおりにすれば、工事着手前に施工計画書を提出することができ、減点は無くなります。

ところが、多くの会社が「4 つの事項」を現場代理人に説明していません。しかも、工事着手とは 1 回限りではありません。1 本の工事の中に何回も現れます。

例えば、変更があれば、変更に着手する前(変更に対して上述の 4 つの事項を実施する前)に施工計画書(変更計画書)を提出しなければなりません。

このように、施工計画書の提出時期 1 つとっても、われわれ受注者と発注者の意識には隔たりがあります。もちろん、発注者に合わせる必要がありますが、どうすればよいでしょうか? 

「ダントツ化ナビ」があれば、どうすればよいか、すぐわかります。しかし、「ダントツ化ナビ」がなければ、自分で調べなければなりません。

 

それには、膨大な時間がかかります。その結果、調べきれずに、毎年、毎年、この項目(提出時期)が減点になっている。それが、当社の工事成績アップを妨げていたのです。

②施工体制台帳・施工体系図の問題点
施工体制一般の次の項目は、「作業分担の範囲を、施工体制台帳及び施工体系図に明確に記載している」です。

 

「明確に記載している」であって、「提出している」ではありません。ということは「提出」はしてあるが、記載内容が誤っているということです。

監督員・検査員さんは、〇〇が間違っている。××が間違っている。□□が間違っているといっておられます。なぜ間違っているのでしょうか。「ダントツ化ナビ」を見ると、間違っている個所と理由が書いてありますので、それに従って、施工計画書を修正しました。

③品質証明体制の問題点
施工体制一般の 3 つ目の項目は、「品質証明員(社内検査員など)が関係書類、出来形、品質等の確認を工事全般にわたって確認して、品質証明に係る体制が有効に機能している」です。

やらなければならない項目は 3 項目あります。その中でも最も難しいのは「品質証明に係る体制が有効に機能している」です。

 

「有効に機能している」ことをどのようにして証明するか、監督員さんにわかってもらえるかです。

 

もちろん、「ダントツ化ナビ」には、どうすれば良いかが書かれていますので、施工計画書をその通りに書き換え、その通りに実行し、記録を残せば合格になります。

④下請けの作業成果確認の問題点
施工体制一般の中には、「元請が下請けの作業成果を検査している」という評価項目があります。

 

この項目についても、私は「やってるよ」「できてるよ」と思っていました。ところが、監督員・検査員さんは「出来ていない」と仰るのです。

できていない理由は、実は意外なものでした。しかし、監督員・検査員さんの視点から見ると、全然出来ていなかったのです。

 

それで、「ダントツ化ナビ」に監督員・検査員さんの指摘が記してありますので、そのように施工計画書を修正し、その通りに実施して減点を防ぎました。

➄ゼネコンの工事部長様のご意見
これらの項目が、なぜ、出来てないのかという解説を聞いたとき、あるゼネコンの工事部長様は、「われわれは工事のプロだ。工事のプロならば、絶対に、そんなことは考えつかない」とおっしゃったそうです。


経験豊かな完工高800億円のゼネコンの工事部長様が、施工のプロだからこそ、考え付かないと仰っておられるわけです。


この稿をお読みになっている、あなたも施工のプロのはずです。プロだからこそ見逃していることがあるわけです。それに気づくのは大変なことです。


しかし、「ダントツ化ナビ」を用いると、何を見落としているか、どうすれば良いかがすぐわかります。


このように、「ダントツ化ナビ」にしたがって施工計画を立て、実施し、記録を残していけば、優良工事表彰を受けることができました。それは、なぜでしょうか。


実は、㈱湊屋総研様は、工事成績評定が開始されたころ、いくつかの県で、監督員・検査員さんの指導をされていました。そのとき工事成績評定の採点方法を監督員・検査員さんたちと一緒に研究されたそうです。


だから、「ダントツ化ナビ」には、監督員・検査員さんの見解がそのまま収録されています。つまり、「ダントツ化ナビ」を使うということは、監督員・検査員さんに直接指導を受けるに等しいほどの効果があるということです。

 

「ダントツ化ナビ」の最も優れた特徴がここにあります。


そうでなければ、当社が、わずか 5 か月で、優良工事表彰を受賞できるはずがありません。また、令和元年以降、長年にわたって、毎年、優良工事を受賞出来るはずがありません。


こうことを「誰が」教えてくれたでしょうか。当社の場合、「ダントツ化ナビ」を使用するまで、誰も教えてくれる人はありませんでした。そのため、何年もの間、工事成績の低迷に苦しんできたのです。


竣工検査が終わった時、検査員さんから、「御社の施工計画書には、ほぼ問題はありません」と言われたときは、本当に嬉しかったものです。5 か月間の努力が報われた瞬間でした。


このようにして、「ダントツ化ナビ」を用いることによってはじめて、監督員・検査員さんが求める施工計画書を作成することが出来るようになったのです。

(4) 現場施工の改善
現場施工についても同様です。ダントツ化ナビを参考にして漏れのない施工を目指しました。

 

たとえば、品質「コンクリート構造物工事」の評価は次の項目から始まります。最初の 3 項目を取り上げ、私がやったことを、ご説明します。

①コンクリートの配合試験及び現場練りコンクリートの場合は試験練りを行っており、適切なコンクリートの品質(強度・w/c、最大骨材粒径、塩化物総量、単位水量、アルカリ骨材反応抑制等)確保が確認できる。

・この項目に対しては、「コンクリート配合試験成績書」に確認した証拠とし 
 て、現場代理人と品質証明員(社内検査員)の「✔」が必要です。この項目
 は多くの会社が出来ていると思います。だから、私も「自分は出来ていると  

 思っていました。

・ところが、それだけではダメなのです。もう「2つ」やらなければならないこ

 とがあります。その 2 項目をやらなければ評価されません。

・私は、そんなことは考えもしませんでした。皆様はお気づきですか? 「ダン     

 トツ化ナビ」を見て、初めて、それがわかりました。                                                             
②コンクリート受け入れ時に必要な試験を実施しており、温度、スランプ、空
 気量等の測定結果及び供試体の標準養生の状況が確認できる。
                                                       
・この評価項目では、温度、スランプ、空気量の測定結果と標準養生の写真が
 必要です。ところが、写真が発注者の求める要件を満たしていないのです。

・完成図書の写真から、何が不足しているのか確認していただければ幸いで

 す。たとえば「目盛り」が見えていません。そうすると、証拠にはなりませ

 ん。

・その他に、もう「2つ(上述の2つとは別項目)」やらなければならないこと

 があります。その 2 項目をやらなければ評価されません。「ダントツ化ナ

    ビ」を見て、初めて、それがわかりました。        
                                           
       
③圧縮強度試験に使用したコンクリート供試体が、当該現場の供試体であるこ

 とが確認できる。(供試体作成時に作成記録等の紙札(名刺)等の挿入され 

 ているか。)

・もちろん、供試体の作成記録等の紙札(名刺)等を挿入しておかねばなりま
 せんが、それだけでは発注者の要求を満たすことは出来ません。

・その他に、もう「2つ(上述のものとは別項目)」やらなければならないこと

 があります。その2項目をやらなければ評価されません。

・こんなことは、誰も教えてくれませんでした。こんな状況で評価点を上げろ
 と言われても無理です。しかし、ダントツ化ナビを見ると、どうすれば良い
 かが書いてあります。

工事成績をアップするためには、上記の項目と「もう2つ」の事項を確実に実行しなければなりません。決して難しい事項ではありませんが、何をやればよいのか、誰も教えてくれません。

私は、「ダントツ化ナビ」を導入していましたので、「大変だなぁ」と思いながら施工を進めてまいりました。行き詰ると、 「工期短縮は、どうしたらよいですか」などと、湊屋総研様にTELで相談しながら施工を進めました。

このようにして、「ダントツ化ナビ」を用いることによってはじめて、監督員・検査員さんが求める現場施工ができるようになりました

もし、日本中で、品質の高い施工ができたら、素晴らしいことです。もちろん、発注者も、それを目標にして工事成績に取り組んでおられると思います。

そして、品質の高い施工ができるための方法は、まともな方法ならば、どんな方法でもよいのではないでしょうか。たとえば「ダントツ化ナビ」でも良いのではないでしょうか。私は、今日まで、そう考えて施工を行ってまいりました。


3.高得点を取る心構え
施工を行うには優れたノウハウがありますが、本物のノウハウというものは、奥の深いものです。「ちょっと頑張って工事成績を上げてやろう」などという考えでは、工事成績を上げることはできないでしょう。

なぜなら、ここぞというときの頑張りが効かないからです。「自分がやっていることが正しいかどうかわからない」という状態では、心が折れてしまって、踏ん張りが効きません。

第一、どのように頑張るか? どの程度頑張るのか? 具体的に何をすることが頑張ることになるのか? が全く見えていません。

工事成績アップのためは、発注者から求められる要件を一つ一つ地道に積み重ねていく必要があります。何か大きなことをやって、評価点がドーンと上がるなどということは絶対にありません。

なぜならば、その一つ一つの要件を地道に積み重ねていく項目は、全部で、少なくとも 800 項目あると検査員さんはいいます。その各項目のすべてを、ある程度の水準で施工しなければならないからです。何か「大きなこと」をやっている余裕はありません。

したがって、工事成績をアップするためには、やはり、工事成績評定表の一つ一つの項目を丁寧に、発注者の求めるレベルで理解し、施工していくしかありません。

 

そして、「発注者の求めるレベル」を知るためには、どこから、どう考えても「ダントツ化ナビ」が必要でした。当社の場合、「ダントツ化ナビ」がなければ、優良工事表彰を受賞することは、不可能だったでしょう。なぜなら「発注者の求めるレベル」を誰も教えてくれなかったからです。

「工事成績を上げたい」とお考えになっておられる方は多いと思います。そのために正しい現場施工を丁寧に仕上げたいという高い志をお持ちになっておられることと思います。

そのようなお気持ちで公共工事に取り組んでおられる人々にとって、「ダントツ化ナビ」は強力な味方となるでしょう。ぜひ、ダントツ化ナビを導入し、楽しみながら、工事成績を向上させていただきたいと切に願う次第でございます。


4. 最後に
知らないコンサルタント会社に、コンサルティングを依頼することに不安をお感じになるのは当然かもしれません。


私も最初はそうでした。しかし、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。「叩けよ、さらば開かれん。求めよ、さらば与えられん」という古語もあります。

湊屋総研様は、上場企業・有名企業のコンサティングを行っておいでになりました。上場企業から認められるということは、相当の信用と実力があるということです。

建設業については、完工高 3 億円~1000 億円の土木、建築、設備、電気など数百社のコンサルティングを行われており、建設業者の立場も理解されております。

しかも、湊屋総研の吉住社長は、国立大学(広島大学)で教鞭をとってこられました。大学の先生というと堅苦しいイメージがありますが、逆に言えば論理的に筋が通っているという一面がございます。


しかも、真面目で優しい人柄なので、相談もしやすく、電話やメールでの相談は無料ですので、工事成績について、お困りのことがあれば、一度、ご相談されるとよいと思います。


それでも、相談は気が引けるという方は、株式会社 湊屋総研のホームページをご覧ください。SDGs、工事成績、ISO、経営理念、経営計画、人事評価制度、賃金制度、企業文化、各種研修等のVTRがありますので、参考にされるとよいと思います。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。皆様のご多幸をご祈念申し上げます。


有限会社サン山崎巧業
専務取締役 山崎 真一

株式会社 湊屋総研

所在地 〒862-0972

熊本市中央区新大江2-11-6-201

TEL 096-363-1065 FAX 096-363-0709

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